原材料の品質とトレーサビリティは、高品質な製品を確実にお届けするための私たちの基盤です。ヘーゼルナッツは、主な原材料の一つであり、自社製品の品質を反映するロアカーならではの象徴でもあります。ロアカーは今も昔も100%イタリア産のヘーゼルナッツのみを調達しており、自社で焙煎したてのものを製品に使用しています。
ロアカーにはロアカーのやり方があります。愛のあるやり方です。トスカーナの自社農園でヘーゼルナッツを栽培することにしたのも愛です。自分たちで焙煎するヘーゼルナッツがどこで収穫されたものかを把握するのも愛です。一粒一粒に名前を付けてしまいたいぐらいの愛です。私たちがここまで手を掛けるのは、品質は自然の大地と地球への私たちの愛から生まれるものだと信じているからです。
自社生産
私たちの ”イタリアヘーゼルナッツ農園” プログラムのコンセプトは2011年に生まれて、2014年にロアカーがトスカーナに自社農園を設立したのを機に運営が始まりました。最初のヘーゼルナッツの苗が植えられたのは、ロアカーの農業会社オルベテッロ にあるテヌータ・コルテ・ミリオリーナとロッカストラーダにあるテヌータ・コッレルンゴ の持つ240ヘクタールの土地でした。栽培面積は次第に増えていき、今ではトスカーナに500ヘクタールのヘーゼルナッツ農園があります。私たちが好んで栽培している品種はトンダ・ディ・ジッフォーニ とロマーナです。
サプライ契約
ロアカーはヴェネト州、フリウリ・ベネツィア・ジュリア州、ウンブリア州、マルケ州、それと ”アルト・ラツィオ” などのトスカーナ以外の場所でも、同様のプロジェクトを立ち上げています。サプライ契約を結ぶことで、農家の人たちには様々なメリットが生まれます。例えば、長期的なパートナシップ契約は、収穫物全てを農家に有利な価格でロアカーが購入することを保証します。このプロジェクトには、他にも技術コンサルタントの提供や農場内で生産物の初工程を行うといったサービスも含まれています。さらに、インテーザ・サンパオロ銀行の協力を得て、このプロジェクトに携わっている農家が有利に利用することのできる融資枠を実現しました。
この ”イタリアヘーゼルナッツ農園” プログラムに関心を示す起業農家たちは、このプログラムに参加すれば、ロアカーが収穫物の購入を保証し、ロアカーの高い品質基準を満たすための安定した支援を受けることができます。
BMS マイクローニュートリエンツは、ロアカーにエコメソッド認証を授与しました。エコメソッドとは、葉に直接施肥し、土壌に使用される肥料の総量を削減することにより、環境に配慮して作物に施肥する方法で、CO2排出量削減に繋がります。その認定書には、ロアカーが、ラツィオ州の規定に基づいた従来の栽培時の施肥をエコメソッドに変えたことで、ロアカーが所有するコルテ・ミリオリーナとコッレルンゴ の農園のCO2排出レベルを91.34%削減した実績が記載されています。自然と環境保護に対する配慮は、ロアカーの核となる柱の一つです。温室効果ガスの排出量と無機肥料の使用量を大幅削減したことを証明するエコメソッド認証の取得は、ロアカーのイタリアヘーゼルナッツ農園プログラムの持続可能性をさらに証明しています。