“いい明日への選択” その1:価値
遡ること1925年、アルフォンス・ロアカーは、食欲をそそる焼きたてのペーストリーのような魅力をそのままに、もっと日持ちのよい、手軽に食べることのできるウエハースを作りたいという熱い思いに駆られていました。
彼の経験とウエハースに対する情熱と本物を追求する想いは、第二次世界大戦によって途切れてしまうかと思われましたが、アルフォンスの価値観と頑なな信念は、子供たちのアーミンとクリスティーネにしっかりと受け継がれていました。この二人が、父の職人の心意気とその技を貫き通しながら、「完璧なまでに仕上げた“いいもの”」を皆様に届けたいと思うようになるまで時間はかかりませんでした。ロアカーのピュアな味は、このようにして守られてきたのです。
今のロアカーを支えている3世代目のウルリッヒ、アンドレアス、マーティンも、この同じ価値観で育てられたのは言うまでもありません。