ロアカーのイタリアヘーゼルナッツ農園

自社農園や地元の農家と共同で栽培したイタリア産ヘーゼルナッツのみを使用しています。

ロアカーのイタリアヘーゼルナッツ農園

自然が育む品質

ヘーゼルナッツは、主要原材料の一つであり、私たちは、厳選されたイタリア産のヘーゼルナッツのみを調達し、そのヘーゼルナッツの香ばしさを最大限に引き立てるために、自社で焙煎しています。

当社の農園プログラム

高品質なヘーゼルナッツを将来にわたって永続的に入手できるようにするため、独自の「イタリアヘーゼルナッツ農園」プログラムのアイデアはすでに2011年に生まれていました。具体的には2017年、トスカーナの2つの農園(オルベテッロのテヌータ・コルテ・ミグリオリーナとロッカストラーダのテヌータ・コッレルンゴ)でヘーゼルナッツの自家栽培を始めました。

私たちは現在、この地域で約275ヘクタールを耕しています。地域農業の振興につながる前向きな取り組みであり、今後も拡大していきます。2030年からは、このプログラムが私たちのニーズのほとんどをカバーする見込みです。

地元生産者との貴重なパートナーシップ

私たちはイタリアの他の地域の農場とも長期的なパートナーシップを維持しています。これらの地元生産者との直接供給契約により、有利な価格モデルでの全収穫物の購入を保証しています。さらに、農業技術のアドバイスや農場内でのナッツの初工程など、農家に幅広いサービスを提供しています。

2022年6月14日には、イタリア産ヘーゼルナッツの持続可能な栽培のために、Bonifiche Ferraresi社とのパートナーシップを開始しました。このプログラムでは、さまざまな種類のヘーゼルナッツを栽培するために、総面積は400ヘクタールに及びます。

ロアカーのイタリアヘーゼルナッツ農園

自然が育む品質

エコメソッド

コルテ・ミリオリーナ農園とコッレルンゴ農園におけるエコメソッドによるCO2排出量*の削減
2019年 91.34%
2020年 75.13%
2021年 38.69%
(基準値は常に前年の排出量です。)
*ラツィオ州の規定に基づいた従来栽培の施肥方法との比較(Disciplinare di Produzione Integrata Emilia Romagna - Lazio)

ロアカーのヘーゼルナッツ

- イタリア国内の契約栽培地1200ヘクタール
- 自社栽培によるヘーゼルナッツ(殻付き)最大収量で500トン
- トスカーナで2024年末までに275ヘクタールの自社栽培面積を確保
- 私たちの目標:ヘーゼルナッツの100%を自社栽培、契約栽培、協同組合との長期提携によること

土壌と資源の保護

- 地下点滴灌漑:ゆっくりと正確に灌漑する方法。これにより水の使用量を最小限に抑えることができます。
- エコメソッド:これにより、私たちは2019年から2021年にかけて自社農園で大幅なCO2削減を達成することができました。
- 2021年には、コルテ・ミリオリーナ農園に50kWpの太陽光発電システムを設置し、2022年には、コッレルンゴ農園に75kWpのシステムを設置しました。これにより、私たちのヘーゼルナッツ農園はエネルギーの自給自足が可能になりました。

ロアカーのヘーゼルナッツの生産

「イタリアヘーゼルナッツ農園(Noccioleti Italiani)」 プログラムのコンセプトが生まれたのは、2011年でした。このプログラムが実際に稼働し始めたのは、ロアカーがトスカーナ州に自社農園を設立した2014年です。ロアカーが所有するコルテ・ミグリオリーナ(オルベテッロ)とコッレルンゴ(ロッカストラーダ)の農園内で、240ヘクタールを使ってヘーゼルナッツの栽培が開始されました。

以来、ロアカーとのヘーゼルナッツのサプライ契約を結ぶ農家の数は増え続け、トスカーナ州からヴェネト州、マルケ州、ウンブリア州へとその範囲を広げています。

サプライ契約を結ぶことで、農家の人たちには様々なメリットが生まれます。例えば、長期パートナシップ契約は、収穫物全てを農家に有利な価格でロアカーが購入することを保証します。このプログラムには、他にも技術コンサルタントの提供や生産物の初工程を農場内で行うサービスも含まれています。さらに、インテーザ・サンパオロ銀行の協力を得て、このプログラムに携わっている農家が有利に利用することのできる融資枠を実現しました。

2019年からサプライ契約をしているアレッシオ

「ここで栽培されているヘーゼルナッツの品種の違いを学びました。ジッフォー二種は、この土地では非常に育ちやすいですが、ロマーナ種は成長に少し時間がかかります。しかし、ロマーナ種は、実をつけるまでに成長すると非常に花付きがよく、比較的乾燥に強いのが特徴です。」

2021年からサプライ契約をしているトマッソ

「私にとってロアカーと言えば、まず思い浮かぶのは起業家のイメージです。ロアカーは、すでに商品としての販売が約束されている農作物の栽培の機会を農家に提供しています。ロアカーがこのプログラムを始めるまでは、トスカーナ州にはヘーゼルナッツの農園は存在していませんでした。」

2020年からサプライ契約をしているエットーレ

「農業を熟知するには時間がかかります。当然、失敗も付き物です。ブドウ畑のような土壌や農作物の管理は、ヘーゼルナッツの栽培ではまだ確立されていません。土壌や植樹場所によって異なる様々な条件について詳しく説明しているマニュアルやガイドラインもありません。ここは海沿いですし、この土地で今までヘーゼルナッツが栽培されたこともないため、その栽培に適した管理体制の構築はこれからです。」